- 園の日常
ウラジロ
ふわふわ
歩き始めた足で、
大きな森への
第一歩!
この時期の子どもたちは、
まずは、もりのこえんの環境に慣れ、安心して過ごし、
スタッフや周りの大人たちとの信頼関係を築くことを大切にしています。
もりのこえんでは、一人ひとりのペースに合わせた関わりを心がけ、
温かく見守りながら、安心できる環境を提供しています。
子どもたちがしっかり歩くことを重視しています。自分の荷物を持って、平らでない道を歩くのは難しいですが、この経験が彼らのバランス感覚を養い、丈夫な体を作ります。さらに、積極的に歩き、外で遊ぶことで、子どもたちは自然と空腹を感じ、食事がより楽しいものになり、睡眠のリズムも整います。
周りの大人との信頼関係、愛着形成を築くことが大切な時期です。気持ちを大切にしてもらい、甘えたいときには存分に甘えられる環境を作ることで信頼関係を築きます。この信頼関係が基本的な安心感や自己肯定感を育み、感情表現や共感の基礎が形作られるとともに、その後の人間関係や自立心の発達にも大きな影響を与えます。
子どもたちは自然を眺めたり、触れたり、匂いをかいだりすることで、自然に親しみます。そして、小さな生き物や植物への興味を通じて、感動や発見を大人や友達と共有します。この体験は相互の信頼関係を育み、共に学び成長する環境を作ります。自然に触れ、不思議さや面白さを感じながら、子どもたちは豊かな感情を育て、やがて自分の世界を広げていきます。
もりのこえんは、子どもたち同士だけで毎日を過ごすのではなく、地域の人を始め、多くの大人が子どもの育ちに関わっています。自分の存在を無条件に認めてもらえ、また挑戦がうまくいかない場合も、支えてもらえる安心感があります。そような関係の中で、子どもたちは自分の「やってみたい」という気持ちを自由に表現し、自信を育むことができます。
「形が出来上がる」ことよりも、子どもたちが自由な興味や好奇心のままに、身の回りにある自然の素材ー葉っぱ、花、木の枝などーを触ったり、匂ったり、想像をめぐらす過程を大切にしています。このような活動を通じて子どもたちは「もっとこうしたい」「こんなふうにしたらどうなるだろう」という探求心が自然に育ち、創造的な思考が養われて行きます。
園での生活は、朝の会と帰りの会以外は、子どもたちのやりたいことを中心に柔軟に進められます。
全体の流れを同じスケジュールで繰り返すことで、子どもたちに安心感を与え、生活リズムを整えていきます。
9:00
登園
■服装
長袖(1年中長袖で過ごします)/長ズボン/長めの靴下(スニーカーソックスは適しません)/履き慣れた運動靴(サンダル・長靴等は適しません)/帽子
※活動のしやすい汚れてもいい服装でおねがいします。事故防止のため、フードや紐、レース等装飾の多い服装はさけてください。
■準備物
リュック(散策用・以下のものが入る大きめのもの)/お弁当/水筒(肩からかけられるひも付きのもの)/おしぼり/シート/タオルまたは手ぬぐい/着替え(2セット・ビニール袋に入れて)/レインコート(防寒・防雨のために常備、上下別のもの)/ビニール袋(数枚)/オムツ(必要な子どものみ)
9:20
朝の会
登園時に家庭での様子を伺います。その情報を元に、朝の会では子どもたちの健康状態や気持ちを観察・把握して、ひとりひとりの必要なサポートを検討しています。
■いろんなことに興味があり、じっと座っていることが難しい時期ですが、まずは、安心して過ごし、大人や周りの子どもたちと信頼感を築くことが大切です。抱っこしてもらうことや、大人が見守る範囲で、自由に遊ぶことが、こどもたちにとって、安心感を得る手段となります。これにより、安全な環境の中で、社会性や信頼感を育むことが出来ます。
■うたの時間
子どもたちが自分たちで好きな歌をリクエストしたり、季節の歌を竹楽器でリズミカルに楽しんだりしています。
■絵本の読み聞かせ
子どもたちの興味に合わせた絵本や季節に関連する絵本を読みます。
■森のお約束
自然の中で安全に楽しく過ごすための約束事を子どもたちと毎日確認しています。
■「今日やりたいこと」の発表
自分がどうありたいか、何がしたいのか、毎日毎日、子どもたちは考え、その瞬間の気持ちを素直に言葉にする大切な練習の時間です。子どもたちは自分の感じたことや臨むことを自由に表現し、日々成長しています。
森へ移動
荷物の出し入れや、出発の準備など、自分で出来るようにスタッフや年齢の大きい子どもたちがサポートをします。
自分の荷物をもって、平らでない道を歩くのはまだまだ難しいので、荷物は体に合った小さなリュックを背負うだけで、着替えなどはスタッフが持っています。
しっかりと歩くことでバランスの取れた丈夫な体が作られます。
10:00
自由遊び
入園すぐの子どもたちは、何をしていいかわからず、とりあえずお弁当を食べることから始める子どもが多いです。この年齢層では一人遊びや並行遊びが主で、他の子どもたちと積極的に関わるよりも、自分のペースで遊ぶことを楽しんでいます。さらに、この時期は小さな生き物や植物と触れ合う時間が多く、生き物と自分のだけの世界観を楽しんでいます。
13:00
降園または
お昼寝
13時に帰る子どもは、その時間に保護者にお迎えに来ていただき、降園します。それ以降に帰る子どもたちは、室内でお昼寝をするか、またはお昼寝をしない場合でも、スタッフと一緒に森の中でゆっくりと過ごします。
入園説明会などでよくある質問をまとめました。
質問をクリックすると回答が表示されます。ご活用ください。
Q.1 入園前に見学がしたいのですが、できますか?
体験入園という形で、保育体験をして頂けます。
保険に加入しますので、参加したい日の1週間前にはご連絡ください。
Q.2 期間限定の入園は可能ですか?
在園児人数によりますが、里帰り出産による上のお子さんのお預かりもしています。
Q.3 対象年齢になるといつでも入園できますか?
真夏と真冬の入園は、お受けしていません。
年齢ごとに定員がありますのでお問合せください。
Q.4 働いていなくても預かって頂くことはできますか?
可能です。
認可外保育園となりますので、直接もりのこえんにお申込み、お問い合わせください。
Q.5 慣れてくるにまでに大体どれくらい時間がかかりますか?
1週間に通う日数(コース)によっても違いますし、個々の体力、性格にもよりますが、週5コースで3か月くらいで、自分で自分のやりたいことを見つけて遊び込めるようになってきます。
体力的にも、リュックを背負い足裏でしっかり地面をつかんで山道を歩けるようになるには、3か月くらいはかかります。
Q.1 最初から週5コースに通うということは可能ですか?
保育コースについては、それぞれのご家庭の事情もあると思いますが、2歳児はまずは週2からの保育になります。
その後コースの移行は、お子さんの体力や季節等に応じてこちらからご提案させていただきます。
対象年齢を超えて(5歳だけど週2コースでなど)そのコースを継続することはできません。
Q.1 合羽は使い捨てでもいいですか?
合羽ほど年中活用するものはありません。
装備をきちんとすることで、ケガも防げ、しっかり遊びこむことができます。
合羽はその中でも一番重要なアイテムです。
雨の時だけでなく、防寒、防汚にも年中活躍しますので、ピッタリサイズのしっかりしたものを選ばれることをお勧めします。
Q.2 アウトドアグッズはどこで購入しますか?
スポーツ用品店やインターネットで子ども用品を購入される方が多いようですが、当園では保護者の皆さんが、サイズアウトした服をもりのこえんの2階で譲り合いの場を設けています。ぜひそちらもご利用ください。
お子さまの身につけるものを選ぶ際は、以下の点にご注意ください:
・必ずお子さまと一緒に購入し、体に合ったサイズを選んでください。
・子どもが自分で扱えるものを選ぶようにしましょう。
ネットで購入される場合、サイズ感がわかりにくいことがあるかもしれません。その際は、体験入園などの機会に在園児が使用しているリュックやカッパのサイズを確認していただくことも可能です。お気軽にご相談ください。
Q.3 長靴等でもいいですか?
たくさん歩いたり、外での活動が多いため、歩きやすく脱げにくい靴での登園をお願いしています。
雨の日には長靴で登園されるお子さまもいらっしゃいますが、その際は必ず替え靴をご持参ください。
また、ただ目の前にある靴を履くのではなく、天候やその日の活動を考えて靴を選ぶことを、子どもたち自身が練習する機会として捉えていただきたいと思います。実は子どもたちは意外と「今日は〇〇をして遊びたいからこの靴」と、自分なりのイメージを持っていることがよくあります。
日々の生活の中には、考える力を育むための種がたくさん散りばめられています。こうした小さな選択の積み重ねが、子どもたちの成長につながると考えています。
Q.1 助成等はありますか?
当園は、幼児教育・保育の無償化の対象園となっています。
お住まいの市町で保育の必要性の認定を受ければ、一定の金額を上限に無償化されます。
それぞれのご家庭が該当になるかどうか、無償化の詳細、手続きについては、お住まいの市町にお問い合わせください。
お勤め先によっては、福利厚生会社の保育チケットをご利用いただける場合もございます。
詳しくは勤務先にお問い合わせください。
Q.1 保育者一人当たりの園児数は何人ですか?
5人です。
Q.2 ずっと外ですか?
ずっと外です。荒天時や冬季は、室内を使う事もあります。
Q.3 雨天時は屋内でどんな遊びを??
雨天時も外です。
合羽を着ていつもと変りなく遊んでいます
Q.4 造形の時間があると知人から聞いたので、詳しく教えてほしいです。
14時まで保育になりましたら、月2回程度、13時から45分程度造形の時間を設けています。
「完成」することよりも、「工程や感覚を楽しむ」ことを重視しています。
Q.5 運動会などの行事がありますか?どれくらい?
毎月の避難訓練、春秋の遠足、夏の演劇鑑賞、なつまつり、お泊り会(年長児)、ブルーサンタプロジェクト(全体清掃活動)、誕生会、そつえんの会、保護者懇談会(年2回)、季節の農作業などがあります。
保護者参加の行事は、保護者懇談会(年2回)、夏の演劇鑑賞、なつまつり、ブルーサンタプロジェクト(全体清掃活動)、そつえんの会などです。
Q.1 屋外の場合のトイレは?
外です。
自然に負担のないよう、配慮しています。
Q.1 元気な時に家の都合でお休みをしてもいいですか?
はい、大丈夫です。
Q.2 延長保育、おやすみはいつまでに連絡すればいいですか?
当日でも大丈夫ですが、スタッフ研修等でお預かりできないこともありますので、早めにお知らせいただけますと幸いです。
Q.3 子どもが発熱などの体調不良の時は呼び出しがありますか?
あります。
Q.1 活動場所、車を運転できないが、バス等で行くことは出来るのか?
現在はありません。
検討中です。
Q.2 活動場所に送迎が出来ない時は?
お休みとなりますが、ご相談いただけると幸いです。
保護者の方同士で声を掛け合って送迎をしている方もいらっしゃるようです。
Q.1 お子さんのケガで一番大変だったことは?
今までで一番大きな怪我は、倒木の上を歩いていて足を滑らせ落ち、頭を切って3針縫ったというものです。他にも病院にかかったことはありますが、擦り傷、切り傷程度です。
毎日子どもたちは、様々なチャレンジをします。
そのチャレンジの中で、たくさんの小さなケガを繰り返しています。
子どもたちのケガはチャレンジした証です。
逆にケガを絶対しないようにしようとすると、禁止事項ばかりになり、身体的なケガは防げますが、心の成長が妨げられてしまいます。
また、子どもたちは基本的に、自分のできないことや無理なことには挑戦しません。
心も体も整っていないときに無理やりさせるとケガに繋がる可能性があります。
もちろん、大きな事故や深刻なケガにつながるような行為はしっかりと禁止しています。そのため、注意を促す声かけを行い、スタッフは年間を通して研修や訓練を積み重ね、リスクを最小限に抑える努力をしています。
Q.2 ずっと遊んでいて学校に行って大丈夫なのか。
ご心配は、あるかと思いますが、子どもたちは毎日、ただ遊んでいるだけではなく、『遊び』を通じて多くの学びを得ています。自然の中での活動は、子どもたちに 自主性 や 好奇心、問題解決能力 を育む貴重な体験です。
また、自由な遊びの中で他者との協力やコミュニケーションを学び、自分の感情をコントロールする力も養われます。これらは、小学校での学びの土台となる 非認知能力(自制心や忍耐力、共感力など)を伸ばす上で非常に重要です。
さらに、自然の中で育まれた『探求心』や『柔軟な発想』は、小学校の学習内容を吸収する力にもつながっていますので、どうぞご安心ください。