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もりあそびより
子ども企画②
- 土曜学校
今日の土曜学校は、子ども達が企画した『ドッジボール&じゃんけん大会』を行う日でした。
担当者は、ドッジボールをやる場所はテニスコートと畑のどちらがいいかを聞いて、
皆が納得できる会にしようと頑張っていました。

しかし、テニスコートに意見がまとまりかける中、どうしてもテニスコートは嫌だと譲れないT君。
なかなかドッジボールを始めることができません。
担当者が説得し、
仲の良い子が声をかけ、
いつも気持ちを受け止めてあげる子が何で嫌なのか聞いたりしたものの、
どうしてもテニスコートに行く気持ちになれず、
時間はどんどん過ぎていきました。
どうしようか…
そんな時間が少し流れた後、
T君を責めることなく、子ども達は畑でドッジボールを始めました。
T君は、
Nちゃん達に気持ちを察してもらったり、Nちゃん達の話を聞いたりする時間を通して、
フッと力を抜くことができました。
その様子を見てNちゃん、
「そんな風に気持ちを出せることが羨ましい」とポツリ。
迷惑だ、ではなく、羨ましい、と感じたそうです。

もしかしたら、担当者や他の子の中には、テニスコートに行きたかったと嫌な思いをした子もいたかもしれません。
でも、「嫌だ」と主張するT君の気持ちを尊重し、待ってあげられたことは本当にすごいことだと思います。
そして、「嫌だ」とはっきり主張したT君もすごい。
空気を読んで、察して、人に合わせられる力も大切ですが、
そのために嫌な気持ちに蓋をして、じっと我慢するのはとても苦しいことですよね。
まずは自分の心を大切にして、嫌なことは嫌だと言える。
そんな土曜学校でありたいと思います。
よめ


