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もりあそびより
萩往還合宿④
- 土曜学校
4回に分けて歩いてきた萩往還はついに最終回を迎え、
最終日は萩で一泊二日して、お互いの頑張りをたたえ合いました。



2日目はお世話になった宿舎を掃除して、萩のプレーパークへ。
「この遊び場が公園の中で一番好き!」と言う子どもがいるほど、のびのびと時間いっぱい遊ぶ子ども達。
思い思いに松ぼっくりを拾ったり、
大きな木に登ったり、
滑車で坂滑りを楽しんだりして満喫しました。



と、ふと小屋の上を見たら屋根の上にプレーワーカーさんが!
T君、「そこ登ってもいいん?!どうやって登るん?!」
プレーワーカーさん、「自分で考えて登っておいで」
T君、小屋の回りをぐるぐるして、「あ、分かったかも!」と塀を登り始めます。
絶妙な板の段差を利用してヒョイヒョイと登りきってやったー!と喜び。
それを見た他の子達も続々と後に続きます。
降りる時は、なんとジャンプ!
高く感じますが、飛んでみたら「意外といけるわ」と、どんどん飛び降りていきました。
しかし…K君だけはなかなか飛び込めません。

着地のところに置いてあるマットを重ねて「さっきより飛びやすくなったよ」とRちゃん。
「お尻をつけて座ったら怖くないよ」とWちゃん。
でも飛ぶ勇気が出ず、1人、また1人と飛んでいく様子を横で見送るK君。
そしていよいよ帰りの時間に…。
先に飛び終わった子達の「がんばれー!」の応援が響いたとき、とうとう意を決してジャンプ!!

「おー!」と拍手が出る中、K君は何事もなかったかのように歩き出していました。
その時K君の心には何が起きていたのでしょうか。
もりのこえんには
挑戦する人がいた時に、応援して待ってあげられる優しさがある。
自分の中に挑戦したいことが生まれた時に、周りの人の勇気を借りてえいや!っとやってみることができる。
こういう時間と経験の積み重ねが、子ども達には大切なことだなと思います。
よめ


