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もりあそびより
土曜学校油谷キャンプ1
- 土曜学校
油谷青少年自然の家に二泊三日でお泊りをしてきました。
随分前から楽しみにしていたお泊り会。
初日はカレーライス作りでした。

もりのこえんで鍛えられた力を発揮し、
大人の手をほとんど借りることなく、自分たちで相談しながら準備していく子ども達。




日頃は料理よりも遊ぶことを優先する子も、
この日ばかりは自分から食器を洗ったり野菜を切ったりして夕食づくりに協力です。


最重要の火つけ班。
火起こしに時間がかかるかと思っていましたが、なんと一班はマッチ一本で火起こし成功。
もう一班も、火を大きくすることには苦戦しましたが、自力で成功。
作り始めて約3時間後には野菜の柔らかさもバッチリのおいしいカレーに。
子ども達の自炊力に現地スタッフも驚くほどでしたよ。


しかし。
一見順調そうな野外炊飯ですが、子ども達の心は複雑でした。
「私1人で火起こしずっとしてるんだけど。」
「誰も手伝ってくれないじゃん。」
「何もしないならせめてじっと座ってて欲しいんだけど」
「こっちも頑張ってるのに、何もしてないって怒られた」などなど。
カレーを無事に作らなければならないという責任感や、どうしても仕事が偏ってしまう不公平感、頑張っているのに認めてもらえない悲しさ等を感じながらの3時間だったようです。
せっかくのキャンプが台無し?
いえいえ、とっても貴重ですてきな体験ですよね。
大人になっても仕事をしながらそんな不平不満にぶつかることがあります。
柔軟で多感なこの時期にモヤモヤした気持ちを繰り返し経験していくからこそ、
じゃあ次はどうやって仕事を分担しようかとか、相手にどう伝えようかとか、まあいいやと思うとか、何か手立てを見つけていけるのではないかと思います。

他人と一緒に過ごすのですからぶつかることがいっぱい。
色々な経験を通して、困難を乗り越える力をつけていって欲しいなと思います。
ちなみに、夜の自由時間ではカレーの不満はどこへやら。
体育館で滝のように汗をかきながら大はしゃぎで遊んでいた子ども達です。
続きはまた次回。
よめ