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もりあそびより
命を大切にする
- 土曜学校
今日の土曜学校は萩往還(夏木原~新茶屋)を歩きました。
稲が植えられている田んぼがたくさんあって、あちこちからカエルの鳴き声も。

田んぼをじっくり見ていると、
「あ!イモリ!!」
「あれは多分アカハライモリだよ。」
どうやらアカハライモリがたくさん生まれたタイミングだったようで、あちこちにその姿を発見!

驚いたのは石風呂の中にできている水たまりにも居たこと。
「かわいい~」と足を止めて、手のひらにすくいあげて観察します。

たしかアカハライモリには毒があったはず…と心配したら、
「知ってるよ。でも触った後に手を洗ったら大丈夫!」
と言って、優しく元の場所に返した後、しっかり手を洗っていました。
『アカハライモリ』という生き物のことも、
安全に関わるやり方も、
なるほど、子ども達に教えてもらうことはいっぱいですね。
その後も、ヤモリやイモリ、トンボ、バッタと、色々な生き物を見つけながらゴールを目指し、
いよいよ道のりも終盤の頃。
道の真ん中に
「アカハライモリがいる!」
と、元気のないアカハライモリを発見します。

さぁ、子ども達の会議の始まりです。
「この辺は水がないよ?」
「どこから来たのかなぁ…。」
「この子どうしようか?」
「確かバス停(今日のゴール地点)の近くに水があったよね?」
「誰か触れる人ー!!?」
弱っているイモリを助ける一択で、優しく手に乗せ、水を求めて歩き出します。
予想通りバス停横には田んぼがあったので、無事に逃がしてあげることができました。

今日は沢山の生き物に出会ったのですが、
捕まえる時も、助ける時も、逃がす時も、そっと優しく触れていた子ども達。
命を大切するってこういうことなんだなぁと、心が温かくなりました。

よめ