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もりあそびより
不安
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新年早々、いつもお米をお願いしている農家の方からお手紙が届きました。
「お米代のお支払いがまだだったかな?」と思いながら封を開けてみると、
農業を取り巻く厳しい状況、後継者問題、そしてご年齢などを踏まえ、農家を続けることを断念されたということが書かれていました。
その方はいつも明るく、楽しそうに農業に取り組まれていて、お会いするたびに元気をいただいていました。そんな方が悩みに悩んで出されたご決断だと思うと、
心が苦しくなりました。
ロシアとウクライナの戦争が始まったとき、
小麦粉の値段が急に上がったことがありました。
遠くの出来事がこれほど早く、しかも直接的に私たちの生活に影響することに驚き、怖さを感じました。
昨年の夏も記録的な猛暑で、異常気象が「異常」ではなく「日常」になりつつあるように思います。
もしも世界的な気候変動や国際的な問題で農作物が不足したとき、それぞれの国はまず自国民を優先するでしょう。そのようなとき、日本の食料自給率の低さがどれほど大きな課題になるのか、不安を抱かずにはいられません。
もちろん、そんな未来が来ないようにと祈りたいです。けれど、もしそうなったときに備えて、自分たちにできる小さなことから始めたいと思っています。
少しずつ土を耕し、種をまき、自分たちが食べる分くらいは自分たちで育てられるようになりたいと思っています。