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もりあそびより
懐かしい写真
- その他の活動

懐かしい写真が出てきました。
この写真が撮られてから11年後、同じポーズで再び写真を撮りました。
それからさらに13年経った今、また同じポーズで写真を撮りたいね、と家族で話していますが、
大人になると、家族全員が揃うのはなかなか難しいものですね。
いつだったか、息子の友達が、
家族がみんな揃って食事ができるということが
どれほど幸せな時間だったか、大人になってわかる、と言っていました。
ほんとにそうだなあと思います。
さて、我が家は、子どもが小学生のうちは、出来るだけ習い事を
させないようにしていました。その理由はまた今度。
そんな我が家でしたが、長男が小学5年生になったとき、突然「陸上をやりたい」と言い出しました。
小学生には学校に陸上部のようなものはなかったため、当時は月に2回、土曜日に維新公園の陸上競技場で行われていた、市内の子どもたちを対象にした陸上教室に通うことになりました。
息子は特別足が速いわけではありませんでしたが、その日だけは上機嫌で、普段より饒舌になっていました。
思春期の入り口に差し掛かり、不機嫌で口数の少なかった彼が見せるその表情を見て、
「この年齢になると、ある程度の運動量が必要なのだな」と実感しました。
それをきっかけに、下の子2人も小学5年生になったら運動系の習い事をさせるようになりました。
こうした経験から、子育て支援の場でも、
保護者の方々と一緒にテニスをする機会を設けたりしました。
子育て中は毎日忙しくて、運動なんてしている暇はないと感じるものですが、
汗をかくほど体を動かすと、不思議と気持ちがすっきりするようです。
人間は生き物なので、やはりある程度体を動かすことが必要なのでしょう。
私たちがもりのこえんを始めた当初、
「子どもは年齢+1キロメートルの距離を毎日歩く必要がある」と言われていました。
つまり、3歳の子どもなら毎日4キロメートルほど歩いた方が良いということです。
その考え方は今でも変わらないと思います。
我が子が小さい頃、先輩ママから「今が一番いい時よ~」と言われるのが本当に嫌でした。
「こんな地獄のような日々が一番いい時だなんて!」と心の中で叫んでいました。
でも、不思議なものですね。
先輩ママがそう感じていたように、今では私も、小さな子どもを育てる保護者の方に
「今が一番いい時よ~」と思ってしまいます。
あの、気の遠くなるような日々も、過ぎてしまえばあっという間です。
だからこそ、小さな手をつないでいられるうちに、
たくさんおしゃべりをして、一緒に歌をうたいながら
お散歩してほしいなあ、と心から願っています。