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もりあそびより

私たちヒトが手に入れた、大切な宝物

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京都大学霊長類学研究所の先生方のお話が好きです。

先日、山極壽一先生が
『ぼくたちは、あらそうために生きるのか』
という絵本を出されました。
あべ弘士さんの絵も、とても素敵な絵本です。

タイトルの通り、戦争について考える絵本なのですが、
私がこの絵本を読んで一番心に残ったのは、
少し違うところでした。

「するどい牙も爪も持たない人間が、どうしてこの地球上で、こんなに繁栄することができたのだろう」

本当にそうですよね。

力の強さも、足の速さも、
その辺にいるイノシシにすら、私は勝てません。
いや、やぎにも勝てる気がしません。笑。

そんな弱い人間が、自然界で生きていくために必要だったのは、
「仲間の助け」だったそうです。

一緒に狩りをし、食べ物を分け合い、
子どもや年寄りをみんなで支える。
でも、そういう行動はゴリラにも見られるそうです。

実は、人間が特に大きく発達した力は、
「相手の気持ちを想像すること」
「他者に共感すること」なのだそうです。

そして山極先生は、
人と人がつながり、そのつながりがまた新しいつながりを生み出していくこと。
一緒にごはんを食べたり、歌ったり、踊ったり、スポーツをしたり。
そんな何気ないふれあいの中で、言葉がなくても気持ちが通じ合っていくこと。

それこそが、生命の進化の中で
私たちヒトが手に入れた大切な宝物なのだと書かれています。

平和というと、
なんだかとても大きなことのように思います。

でも、もしかしたら、
平和な世界をつくることは、
そんなに遠くの話ではないのかもしれません。

一緒にごはんを食べる。
一緒に遊ぶ。
一緒に働く。
笑ったり、悩んだり、時にはケンカしたりする。

そうやって、目の前にいる人と少しずつつながっていく。
そのつながりが、また次のつながりを生んでいく。

私たちも、子どもたちを中心に、
農作業をしたり、山で遊んだり、
一緒に笑ったり、悩んだりしながら、
そんな小さなつながりを、ひとつひとつ育てていけたらと思っています。

身近なふれあいから始まる、
小さな平和の輪。

それを丁寧につないでいくことが、
私たちにできることなのかもしれません。

sayuri.i

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