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もりあそびより
子ども育ては大人育て
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今日の土曜学校のプログラムは『お味噌汁づくり』。
もりのこえんでは
子ども達が自主的に行動することを応援しているので、
子ども達が助けを求めてくるまで大人は手を出しません。

雨の中でしたが、やりたい子が早速カッパを着て畑で野菜を収穫。
「包丁貸して」と声を出して、料理に必要な道具を準備していました。
野菜を洗って、切って、お水と一緒にお鍋の中へ。
10時頃には具材の準備ばっちりに。

しかし!
10時半頃になっても誰も火を起こす様子がありません。
具材の準備をしていた子たちも、火起こしにはなぜか手を出しません。

11時になり…
12時になり…

鍋の中で冷たい水にさらされている放置された野菜たち。
もう今日はお味噌汁は食べないで終わるのかな…と思っていたら、
12時半に「マッチどこ?」の声が!

そこからは火起こしをしたい子が集まって、
マッチの箱が濡れないようにカッパで雨をよけたり、マッチを身体で守ったりしながら着火。
湿っていてなかなか火が着かないのを、あれこれと試行錯誤して頑張っていました。
結局火は起こせず、ガスコンロに切り替えることになりましたが、
味見係が味見をしたりしながら、13時過ぎに無事お味噌汁が完成!
おかわりを一人3回するぐらい、たっぷり味わうことができました。


『プログラム』を設定するとついつい子ども達にやらせたくなってしまいますが、
お味噌汁を作るのも作らないのも子ども達の自由。
できなかったら「じゃあ次はどうしようか?」を学ぶチャンスになることもあります。
時間内に作らせたい、という大人の焦る気持ちをぐっと我慢して見守ることが
子ども達の育ちに繋がると信じたいですね。
子ども育ては大人育て。
大人の見守り力が日々試されます。
よめ