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もりあそびより
上天花の子安観音堂
- 交流
もりのこえんが活動している山口市上天花町。ここには、石体子安観音堂があります。毎年夏には、俊龍寺の住職の3名の僧侶が大般若600巻の経文を転読して祈祷が行われます。以前は観音堂の傍を流れる乳安川で母乳を授かるための儀式が行われていたそうです。(乳安川は今もあります。) 本尊は堂内に安置された自然石で、奥の院は山中にあります。が、こちらは女人禁制で、もりのこえんのスタッフは、誰も行ったことはありません。また、20年に一度開扉法要が行われるそうです。
さて、今年は7月27日(日)午後から大祭が行なわれますが、それに向けて経本の修繕が行なわれました。

地域の方が数名、修繕経験者に教わりながら作業されていました。天保3年に作られたという経本。歴史を刻んだ経本を前に、見ているこっちまで緊張してしまいます。

こうして、大切に受け継がれてきたんですね。

木版で刻まれた文字は、同じ漢字でも、1つひとつ違うそうです。ほ〜!!パソコンで打って、シャーッと何枚も印刷している自分が恥ずかしくなる…。
しっかり乾かして、これで今年も大祭が迎えられます。私も毎年楽しみにしている、観音まつり。上天花の皆さんが大切にしている行事のひとつです。
まみこ