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もりあそびより

生き物は遊んで進化する

  • 園の日常

「それ、なんの意味あるん?」

子どもが夢中で穴を掘っている時。
枝を振り回している時。
水を何度も流している時。
大人はつい、そう聞きたくなってしまいます。

でも、最近読んだ 生き物は遊んで進化する という本には、
そんな“意味のないように見える遊び”こそ、
生き物にとってとても大切な営みなのだと書かれていました。

この本では、「遊び」は単なる暇つぶしではなく、
生き物が生き延び、関係を築き、環境に適応していくために必要な力だと語られています。

遊びの多い動物ほど、仲間との関係づくりが上手で、変化にも柔軟に対応できる。
逆に、遊びを奪われた動物は、不適応を起こしやすくなるそうです。

それは、人間の子どもにも同じことが言えるのかもしれません。

もりのこえんでも、子どもたちは毎日、よく遊びます。

穴を掘る。
木に登る。
泥だらけになる。
異年齢で入り混じって遊ぶ。
同じことを何日も繰り返す。

一見すると、「ただ遊んでいるだけ」に見える時間。

けれど、その中で子どもたちは、

「どうしたらうまくいくかな」
「これは危ないかな」
「次はこうしてみよう」
「相手はどう感じているかな」

と、自分で考え、試し、失敗しながら学んでいます。

しかもそれは、“やらされている学び”ではなく、自分から夢中になっている学びです。

本の中では、脳は「自分から面白いと思っている時」に強く働くとも書かれていました。

そう考えると、

帰る時間になっても遊びをやめられない姿や、
何日も同じ遊びを繰り返す姿は、

「無駄な時間」ではなく、子どもが自分自身を育てている時間なのかもしれません。

大人はつい、

「効率よく」
「役に立つことを」
「ちゃんと学べることを」

求めてしまいます。

でも、遊びは、何かの役に立つから大切なのではなく、
遊ぶことそのものが、生きることにつながっている。

そんなことを、この本は教えてくれました。

もりのこえんが大切にしている、

子どもが自分で遊びをつくること。
自然の中で自由に過ごすこと。
失敗できること。
答えを急がないこと。

その意味を、改めて考えさせてもらった一冊でした。

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