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もりあそびより
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今日は子どもたちと一緒に、上天花町内の皆さんへ七夕飾りの短冊を
書いていただくお願いに伺いました。
この取り組みは、もりのこえんが上天花に来て翌年の夏に始まりました。
「上天花の皆さんの困りごとを知りたい。何かできることはないかなあ」
そんな私のつぶやきに、市民プロデュースの平田さんが
「七夕飾りの短冊でも書いてもらったら?」
と提案してくださったのがきっかけです。
すでに7月に入っていましたが、「それは名案だ!」と
すぐに短冊を作り、町内を回りました。
「上天花町への願い」と「ご自身の願い」を書いてくださいと2枚の短冊を持参し、
ご家族の人数などもさりげなくお聞きしながら、一軒一軒訪ねて歩きました。
もともと上天花町は、よそ者にも寛容で、何事にもノリのいい地域です。
皆さんは快く協力してくださり、次々と短冊を届けてくださいました。
私は正直なところ、この不便な地域で暮らしている皆さんだからこそ、
「バスを通してほしい」
「移動販売車に来てほしい」
「タクシーチケットをもっと出してほしい」
そんな願いがたくさん寄せられるのではないかと思っていました。
ところが、一番最初に届いた短冊に書かれていたのは、
「みんな 仲良く」
という言葉でした。
その後に届いた短冊も、同じように温かな願いばかりでした。
自然と共に暮らしてきた皆さんだからでしょうか。
誰かに何かを求めるのではなく、自分たちの暮らしは自分たちの手で紡いでいく。
そして、できる限りのことをした後は、抗わず、自然の流れを受け入れる。
そんな生き方や価値観を、この短冊から教えていただいたような気がしました。
それ以来、毎年七夕が近づくと、短冊のお願いに伺っています。
今年もまた、皆さんの素敵な言葉で、もりのこえんの笹が彩られていきます。
そんな地域の中で育つ子どもたち。
きっと地域の皆さんの願いや生き方は、言葉にならなくても、
子どもたちの心の奥深くに静かに積み重なっているのだと思います。




