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もりあそびより
読み聞かせ絵本
- 園の日常
朝晩は少し、涼しくなって来ましたね。
秋の虫の声が聞こえるようになったので、
朝の会で『こおろぎとおきゃくさま』という古い絵本の読み聞かせをしました。

まったくの個人的な好みですが、私はこの絵本の作者である佐藤さとるさんの書くお話が大好きで、
小学生の時に『だれも知らない小さな国』というファンタジー小説に出会って以来、図書館で全集を読みあさっていました。
大人になってもりのこえんで毎朝の読み聞かせの絵本を探すようになってから、
全集に収められていた『おおきなきがほしい』や『おばあさんのひこうき』などの幼年童話が、元は絵本として出版されていたことを知ったのですが、
いかんせん朝の会には少し長くて、手が出せませんでした。
でも、やっぱり子どもたちに佐藤さとるの本を読んであげたい!!という気持ちが消えなくて、
図書館の書庫の本を引っ張り出したり他館から取り寄せたりして、短い絵本がないか時々探しています。
今回見つけた『こおろぎとおきゃくさま』は、他より少し短めというだけで、けして短い絵本ではなかったのですが、
季節も合っていたので、思い切って飛ばし読みをしながら、なんとか最後まで読み切りました。
やってみて分かったことは、きちんとストーリーがあるので、飛ばし読みでも結構楽しめるということでした。
この方法なら、今まで諦めていた絵本の中にも、読み聞かせできるものがありそうです。
一方で、作者の計算し尽くされたあの澄んだ文章を、完全な形で届けられないことに、フラストレーションも感じました。
子どもたちがいつか自分で佐藤さとるの本を手に取ってくれる日を夢見て、そのまま読める短い絵本探しも、もう少し続けてみようと思います!
のりこ
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