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もりあそびより
瞳の中に
- 園の日常

夏休み明けの初日は、子ども達、スタッフ、
保護者のみなさんと一緒に劇を楽しみます。
今年入園したFくんは、みんなで一緒に観るその空間が嬉しいのか、
始まってすぐに「楽しいねー!面白いねー!」と
みんなに言って回っていました。かわいすぎる。
子どもたちは、お話の世界と現実の世界の境があいまいで、
あっという間にお話の世界に入っていくことが出来ます。
我が子が小さかった頃も、よく一緒にいろいろな舞台を観に行きました。
夢中で物語の世界に入り込んでいる子どもの目が好きで、
ついその瞳をのぞき込み、そこには何が見えているのだろうと
確かめたくなったりしていました。
小さな箱が椅子になったり、階段に見立てられたり。
舞台がリアルに作りこまれすぎていないからこそ、想像の余白があって、
子どもたちの創造力が広がっていく。
その世界を一緒に感じられるのも、舞台の魅力だと思います。
楽しい物語の世界を体験したあとの帰り道、車の中に広がる静けさも大好きでした。
子どもたちはまるで物語を味わい直すように、静かにその余韻に浸っています。
大人はつい「楽しかった?」「面白かった?」といった言葉を掛けちゃうかもしれませんが、
この物語の世界をかみしめる時間を大切にしてほしいなあと思います。
その静かな時間に「あぁ、楽しかったんだな」と感じて、
私自身も一緒に「あぁ、楽しかったな」と同じように無言で浸るのです。
すごーくあとになって、忘れたころに
「あの時の、あれ、面白かったよね」なんて、ふと言ったりして、
物語の世界は子どもの中でまだ続いていて、
またいいなあと幸せになったりするのです。
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