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もりあそびより
写真見てたら、なんか涙出た。豊かとはこういうことだ。
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蕎麦を石うすで挽きはじめてから、さらに1か月。
ようやく、蕎麦打ちができるだけの粉ができあがりました。
今回は十割蕎麦ではなく、二八蕎麦でいただくことに。
先日収穫したばかりの麦も粉に挽き、
すべて「もりのこえん」産の蕎麦と小麦で、完全手作りのお蕎麦が完成しました。
今朝は、地域のNさんが蕎麦打ち指導のために来園。
「俺も打ったことあるぞ」と、お隣のFさんも加わってくださり、
さらに「とうもろこし食べにおいで〜」と
今朝子どもたちを誘ってくださったFさんも巻き込み、
たまたま用事で訪れたMさんまで参戦。


※意外な才能を発揮した保護者Iさん
保護者の皆さん、イバーショの子どもたち、もりのこえんの子どもたち
スタッフが集まり、にぎやかにお蕎麦を楽しみました。

※みんな茹で上りが待ち遠しい~
たったひとつのものを作るのに、これほどの手間と時間がかかるのだと、
大人たちも改めて実感し感謝の気持ちでいっぱいになった一日でした。
今、米不足でお米の値段が上がっていると言われていますが、
お米には「八十八の手がかかる」と言われるように、
本当に多くの工程と人の手間が必要です。
私たちの手元に届くまでに、どれだけの人の時間と工夫があるのかと思うと、
どんな物でも粗末にはできなくなります。
「物を大切にしましょう」「食べ物を粗末にしないように」と言葉で教えなくても、
実際に蕎麦づくりを体験した子どもたちは、
きっと体の芯からその意味を感じ取っていると思います。
話は少し変わりますが、
これほど物があふれ、便利に豊かに暮らせる時代になったのに、
なお未来に不安を抱える人が多いのはなぜでしょうか。
それはたぶん、電気が止まり、コンビニが閉まった途端に、
自分たちの暮らしが立ち行かなくなる——
そんな脆さの上に生活が成り立っていることを、
本能的に感じているからかもしれません。
でも、時間と手間をかければ、自分たちの手でどんなことも生み出すことができる。
その感覚と小さな自信こそが、どんな時代になっても、
子どもたちの未来を明るく照らしてくれると信じています。
タイパもコスパも悪いこの経験が、
きっと、子どもたちの“生きる力”を育てるのです。


森のイバーショ 生徒、参加者募集
森のイバーショは、不登校や行き渋りが気になる子ども達やその保護者、
自然に触れて元気をチャージしたい人達など、どなたでもご参加いただける森の居場所です。
大人も子どもも、みんな生きてるだけで100点満点!!
上天花の自然の中で、そんな気持ちを取り戻しに来ませんか?皆様のご参加をお待ちしております。
【申し込み】申し込みは こちらから