記事一覧
もりあそびより
森で生きている
- 園の日常

先日、今年初めてブトに刺されました。
家に帰って、腫れた顔をぼんやり眺めながら、ふと「今日も森で過ごしていたんだなぁ、森で生きていたなぁ」としみじみ感じました。
森の中での時間、そこにいると五感がひらかれていくような感覚があります。
草花や風の匂い、小鳥の声や木の揺れる音、そして、この時期はブトのような苦手な生き物にも出会います。
森の中にいると、自分もまた「生き物」であることを思い出します。人間も自然の一部であり、他の生き物たちと同じように、生きている存在だと強く感じる事ができます。
自然の中で過ごすということは、ただ気持ちのよい事だけではなく、虫に刺されたり、驚かされたり、時には蜂や蛇に出会って怖い思いをすることもあります。でも、そうやって生き物たちと関わりながら、お互いの存在を身近に感じる時間でもあります。
ブトに刺された顔をかゆがりながらも、今日も森でちゃんと生きていたなぁと、何だか嬉しい気持ちになれた一日でした。
りつこ