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もりあそびより
いろんな気持ち
- 園の日常

年中のRくん。
ママと一緒に登園したものの、なかなか離れられませんでした。
「朝の会が終わるまで一緒にいかがですか?」と保護者の方にお声かけしましたが、
「いえ、もう駐車場で30分かかっていて……このあと用事があるんです」と。
「そうですか」と返しながら、泣いてしがみつくRくんを引きはがし、受け取りました。
「ママー!!!」と泣き叫ぶRくん。
この日は、お友だちのJくんのおうちにお泊まりの予定があったようで、
「悲しいね。ママがいいね」と声をかけると、
「Jくんの家に泊まりたくないんだ!」と、さらに大きな声で泣き出しました。
「そうなんだね。泊まりたくなかったんだね。
じゃあ、帰るときにお泊まりに行くか、おうちに帰るか決めたらいいよ。
帰りたかったら私がちゃんとおうちまで送ってあげるからね」と伝えると、
少し安心したのか、泣き止んで朝の会に参加することができました。
その日は、気持ちが発散できるように、できるだけ体を動かす遊びをたくさん取り入れました。
大好きなJくんともたっぷり遊び、帰るころには、
「Jくんのこと、産まれる前から大好きなんよ!」と教えてくれました。
帰りの会が終わったあと、
「Jくんのおうち、お泊まりどうする?」と聞くと、
少しうつむきながらも、「Jくんのところに行く」と自分で決めました。
次の日、Rくんは満面の笑顔で「お泊まりできたよー!」と報告してくれました。
「すごいね、がんばったね」と声をかけると、
「ほめられちゃった」と、照れくさそうに笑っていました。笑
子どもが、朝、幼稚園や保育園に行きたくないと泣くと、
親としてはつらくなったり、後ろ髪を引かれる思いになったりします。
でも、子どもが「嫌だ」と泣いているとき、
実は“100%嫌”というわけではないのだそうです。
ママと一緒にいたいけど、お友だちとも遊びたい。
ちょっとこわいけど、みんなと同じようにやってみたい。
子どもたちの心も、いろんな気持ちで溢れているようです。
そんな時に、「がんばっておいで」と背中を押してあげることで、
嫌だったことや不安だったことを自分で乗り越えることが出来、
それが自己肯定感を育てていくそうです。
子どもたちの気持ちを理解し、
背中を押してあげられる大人でありたいですね。
sayuri
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