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もりあそびより
終了式
- 園の日常
午前8時30分だというのに少し歩いただけで既に服を一枚脱ぎたくなるような青空です。
下見で高ノ嶺の森の中に入るとウグイス達が猛練習しているようでなんだか少し節が付け足されたり逆になにか足りなくて
「おしい!」と言いたくなるような鳴き声が近くで聞こえてきます。
下見を終えていつもの集合場所へスタッフ2人で戻りしばらくするとリュックを背負い帽子を被った園児たちや保護者の皆さんの元気な
「おはよう。」
が聞こえます。
そう、今日は今年度の締めくくり。終了式の日です。
スタッフ、保護者の皆さん、園児、園児の兄弟。いつもより大所帯で朝の会の場所まで歩き朝の会をします。
その後、年中のIちゃんが神様の石の前に辿り着いた時、御神酒(中に入っているのはお水)をかけ、いつも遊ばせて頂いている森へと皆思い思いの言葉で感謝を伝えます。
その後も森の学校と言われている地点まで子ども達や保護者の皆さんでお喋りを楽しみながら歩いて行きます。
森の学校で皆でお弁当を食べました。
お弁当の中身、シートを敷いている近くに落ちている自然物。話題は尽きません。
お弁当を食べ終え、亀の公園(広場)まで歩き思い思いに遊びます。
木に登る人。ベンチに横になる人。大人も、子どもも。
それがなんとも素敵だなぁと。
枯れ枝と同じような色のカエルは勢いよく跳ねているとYくんに捕まえられていました。
枝垂れ桜は5分先位、ソメイヨシノは片手でおさまる位ですが咲いていて確かに春が訪れているようです。
そして、遊び終え終了式です。
園児1人1人にお便り帳を渡します。
1年間分のお便り帳、身長と体重、大人たちからのお手紙付きです。
お便り帳を受け取った後、そこにいた全員から一言ずつ貰い握手を交わします。
どんな言葉をかけたら良いのかわからずドキドキしてしまって隠れてしまった子もいましたが、言葉をかけて貰った子ども達は照れ臭そうにしながらも皆とても嬉しそうでした。
「4月から何か不安なことはある?」
という大人の問いに対して
次年度ただ1人年長になるIちゃんは
「小さい子が何人も入ってくるから少し寂しい。」
と言い、
年中になるJくんは
「優しい子が来てくれるかわからない。」
と今の気持ちを教えてくれました。
この季節は幼、保、小、中、高、大と卒園、卒業式、終了式、始業式、入園や入学があり
子どもたち自身や関わる大人が成長を共に感じたり、お互いに感謝を伝えることが出来る良い機会だなぁと思います。
それと同時に人間関係や環境もガラッと変わり悲しいことや不安なこともあるかと思います。
そんな不安があったとしてもそれは子どもたちの心が育っていく大切なきっかけです。私たち大人も子どもたちの些細な変化を感じてあげられたらと思います。
これから始まる新学期からも着実に成長していく子どもたちと過ごせることがとても楽しみです。
かよ
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年長児 2019年4月2日~2020年4月1日うまれ
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