記事一覧
もりあそびより
春ですね
- 園の日常

春ですね。今年はまだ、ヒサカキの香りが届いて来なくて、ほんとに遅い春です。
今年は三寒四温の波が激しく、体調を崩している方も多いのではないでしょうか。
もりのこえんの子どもたちの中にも、体調が優れない子がちらほら見られます。
でも、春って、そういう季節なのだそうです。
以前、私が「春先になると熱が出るんですよねー」と話したところ、
アロマの先生に「原始的な人ですね」と言われたことがあります。笑
最初はどういう意味かと思いましたが、冬は体を動かす機会が減り、
体の中に毒素がたまりやすいのだそうです。
そして、春になって活動が増える頃に、その毒を出すために熱が出る――ということなのだとか。
体って、本当によくできていますよね。
とはいえ、子どもが病気になると、やっぱり親は不安になります。
私も、わが子が初めて熱を出したときには、
夫婦で「脳に影響があるのでは…?」とおろおろしたものです。
その後、知識や経験を積むうちに、少しずつ落ち着いて対処できるようにはなりましたが、
それでも、熱でぐったりしている我が子を見ると、やっぱりドキドキしてしまいますね。
うちの母の世代の人たちは、
子どもが成長する過程で繰り返す熱のことを「知恵熱」と呼んでいました。
先日読んだ新聞の記事に、よく泣くわが子を抱えてスーパーへ行ったお母さんが、
見知らぬおばあちゃんに声をかけられたというエピソードがありました。
「よー泣く子やなあ。肺が丈夫になるよ。」と。
ああ、そういえば、うちの母もそんなことを言っていたなあと、懐かしく思いました。
昔の人たちは、親が不安に思ったり「困ったなあ」と感じるようなことも、
すべて子どもの成長の一部として、大らかに、前向きに受けとめていたのだなあと感じます。
最近は、何でも「原因」や「病名」をはっきりさせたがる傾向がありますが、
実のところ、地球上の99.9%のことは、まだ解明されていないのです。
だからこそ、子どもの機嫌や様子をしっかり見て、
いつも一番近くにいるお父さんお母さんの“感覚”を信じて、
子どもの困った状況も、大らかに前向きにとらえてみると――
肩の力が、少しだけ抜けるかもしれませんね。
さゆり
【園児募集中】
2025年度
年長児 2019年4月2日~2020年4月1日うまれ
年少児 2021年4月2日~2022年4月1日生まれ
いずれも若干名
まずは親子で保育体験を
申し込みはこちらから