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もりあそびより
おにぎりの会
- 園の日常
3月になりましたが、昨日は冷たい雨でした。
こんな日は、あったかい味噌汁が飲みたい!ということで、
「おにぎりの会」をしました。
おにぎりの会の持ち物は、1おにぎり、2お椀、3おはし。
もりのこえんの畑から野菜を収穫して、
もりのこえんで仕込んだ味噌󠄀を使って、味噌汁を作ります。
降りしきる雨の中、裏手にあるかまどの前で「マッチやる人〜?」と呼びかけると、
「はーい!」と走って来た3歳のUくん。
「こわい…」とつぶやきながらもマッチを離さず、
大人が手を添えるとたった2本で着火してしまいました。
火が付くと、それまで黙々と野菜を切ってくれていた4歳Yちゃんも、
調理そっちのけで遊んでいた子たちもみんな集まって来て、
ガンガンあおいで火を育て、どんどん小枝をくべました。
大きな火ばさみは、まだUくんには扱いづらそうですが、
挟んだ小枝を水たまりに落とさないよう慎重に運んでいました。
出来上がった味噌汁をみんなが思い思いに飲み始めても、Uくんはかまどのそばを離れません。
雨で冷えた手を残り火にかざしますが、煙で目が痛い〜。
風上に行っても、すぐに風向きが変わって煙が追いかけて来ます。
そこでUくんが考えた対抗策はこちら。
もこもこネックウォーマーで目をガード!!

火は、子どもたちをひきつけて、本当にいろいろな体験をくれます。
私は子どもたちのそばにいると、ついつい手や口を出してしまって、
子どもたちが失敗したり自分で考えたりする機会を奪ってしまったな…と
後から反省することも多いのですが、
奪っても余りある体験をくれる火は、保育の強い味方です。