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もりあそびより
朝の会と帰りの会
- 園の日常
この日の帰りの会はなんと、ピンクの絨毯。
そんな素敵な場所で何を話しているかというとその日のことを振り返って思ったこと、感じたこと。
小さい子も、大きい子も皆話します。
何かできないことがあって手伝って欲しかったけどそれが出来なかった子がいました。
その話をしたら、年長さんが
「助けてって言ったら助けてあげるよ。」
と一言。
そうなんですよね‥助けてと言われたら助けてあげたくなります。
でも、それがなかなか言えないのです。
朝の会、帰りの会はそういう自分の気持ちを見つめて言葉で出すことを大切にしています。
聞いている人は否定せず話している人の話しを聞きます。
私自身も年中で保育園に入園した始めの園は園児数も多く物怖じしてしまって自分の気持ちを伝えられず、鉄棒の下でシロツメクサを摘んでいると他の女の子にタイヤのブランコに乗ろうと誘われ何も言えないでいると座るように促され座った途端にその子も向かい合わせで立ち乗りをし凄いスピードで漕ぎ始めて本当は
「怖いから降りたーい。」
と心では叫んでいたけれど手で鎖をぎゅっと握りしめその子がブランコをおりるまで我慢していました。泣きたかったけれど弱虫だと思われるかな?と必死で涙も堪えました。
それからは、ブランコに誘われないように男の子たちと遊戯室でボールを蹴ったり園長先生に見つからないように目を光らせながら玄関のプランターに沢山植えてあったサルビアの花の蜜をこっそり吸っていました。(笑)
その後、祖父母の家の近くの園に転園した後は、未だにドキドキしてしまって他の人と話すのが苦手な私も年長になる頃にはすっかり打ち解けて自分の気持ちを話せるようになっていました。
なんでだったかな‥と考えるとそもそも園児数が少ない。
そして自然活動が本当に多い。
やたら近所のお爺さんやお婆さんが来てお昼寝の時間に職員室で先生たちとお菓子を食べながらお茶してる。
それもあるかもしれないけれど、おぼろげな記憶を辿って行くとそこでやっていたのは帰る前に先生と一緒に2人くらい園児が立って当番制で司会をしていて全員ではないけれど帰りの会で何か話していたような気がします。
そんな時間の時に窓際に座っていた私は後ろを向いてぼんやりと空の流れる雲を眺め不思議だなぁと思っていたら、先生に
「かよちゃん話したいことはある?」
と聞かれてドキッとしたことがあります。
誕生日の少し前にはなんだか嬉しくて自ら
「もうすぐ誕生日で5歳になります。」
と手をあげて喋っていました。
ここの園で過ごした私は卒園式の日、卒園証書を受け取り
「保育園の先生になります。」
と宣言し、高校卒業後に保育士養成施設を卒業して保育士資格を取得しました。
幼少期の自分の気持ちを見つめるという機会の積み重ねがとても大切なんだと思います。
これはまた別の話しになるのですが私の家の長女と長男が幼稚園時代にを担任してくださっていた先生と幼児の記憶力は凄いですよねと雑談していた時に話されていたことですが、
「子どもたちはその場面を写真のように切り取って覚えているんですよ。」
と言われていて、確かに!私も写真や動画の様に残ってると思いました。
幼少期の経験は本当にずっと心に残っているはずです。
楽しかったこと、悲しかったこと、痛かったこと‥。
インターナショナルスクールや幼児の塾など早期教育が良いのではという風潮もあります。
私も1人の親であり保育者なのでそれらを否定するつもりは毛頭ありません。
それが子どもたちにとっても大人にとっても有意義なものであれば。
そして楽しめる空間を選択し与えてあげられるのは大人なので子どもたちの為に良かれと思っても大人自身に無理が生じていて深刻な表情になったりするよりも大人自身も余裕を持って楽しんでいる方が大切かなと思うのです。
子どもたちにとってかけがえのない幼稚園児、保育園児という期間、安心できる家庭から一歩出てともだちや保育者と共にとことん遊べる2度と戻って来ない時間です。
帰りの会の話しに戻りますが、下見の時に
「綺麗!」と感動したあのサザンカの花びらがたくさんの場所で帰りの会が出来て本当に嬉しかったです。
子どもも大人も自分の気持ちに向き合ってみませんか?
かよ


