記事一覧
もりあそびより
つまらないものを面白くする
- 土曜学校
先週の土曜日学校(萩往還)のこと。
長いコンクリート道路を歩くのがどうにも面白くなくて、
「疲れた」「今何時?」「まだ着かないの?」
と早々につぶやいていた子ども達。
と、そこに…

道路に赤字で描かれた謎の数字を発見!!!!
「3って描いてあるね」
「次はいつ出てくるかな?」
「きっと次は4だよ!」
途端にワクワクし始め、道路の観察が始まりました。
3、4と続き、「次は5!」と予想したら、
まさかの「え!!?45??」
子ども達の頭は?でいっぱい。

その後も観察は続き、
予想通り5、6、7と続いていったものの、『45』が不思議でたまらない様子。
「次は8だよ」「いや、7に戻るかもよ」と、『45』の謎に引っ張られていました。
萩往還が道路から外れてしまったので、残念ながら途中で観察終了となりましたが、
約5分間隔で現れるこの数字に夢中で、「つまらない」という感覚をすっかり忘れていたように思います。
『おもしろき こともなき世を おもしろく』
幕末藩士・高杉晋作が詠んだ句は有名ですが、
子ども達の数字遊びはまさにそれでした。
つまらなかったら面白くしたらいい。
退屈だと思う道の中からでも、
面白い何かを発見して、考えて、友だちと語り合えばいい。
おもしろきこともなき道をおもしろくした子ども達には
発見する力や好奇心、探求心がいっぱいなのでしょうね。
よめ