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もりあそびより
退屈な時間
- 園の日常
今やあちこちで、多様性という言葉を聞かない日はないほどですが、今の子ども達の未来はどのようになっているのだろうと色々と不安に思っている人もいるのではないでしょうか。子ども達が生きている今と、自分達が育ってきた時代とつい比べてしまったりしますが、これからは親世代とは違う能力が、子どもたちに求められるようになるのかもしれません。そんな良くも悪くも様々な情報があふれていて、親としては焦りなんかも感じて、何だかスケジュールに追われた子ども達も多い気がします。最近は、退屈そうにウロウロしている子どもも見かけなくなりました。学校から帰って、友達を探しにウロウロしている間に、大人数になって遊んでみたり、家で1人何やら作ってみたりしていた私達の子ども時代。あの「退屈」な時間は、今思えば、大変重要であったなと思うのです。もしかしたらあの時間こそ今の自分を作りあげた気もします。人間は「退屈」な時に創造性を発揮します。そして幼少期にこそ「退屈な時間」が必要であり、きっとこれからも、子どもの育ちにとって重要な時間。子どもが「暇だ〜~」なんて言っていたら「しめしめ」と思いましょう!

まみこ