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もりあそびより
真綿カイロ
- 園の日常
子どもたちが春休みのもりのこえん、つかの間の静かな春です。
事務所の薪ストーブもそろそろ焚き納めなので、「真綿カイロ」を目指して、まゆを煮てみることにしました。
まゆを探し始めて早3ヶ月。→まゆ探し中です
スタッフや子どもたちも山歩きやグラウンドで拾って来てくれて、ヤママユガのまゆが6つ、ウスタビガのまゆが2つ集まりました。
まゆの中にはさなぎの殻が残っていて、カサカサ音がします。(羽化に失敗したらしいミイラが入っていたものもありました。)
それを羽化の穴から掻き出した後、「ままごと用に」とスタッフAさんが寄贈してくれた古いケーキ型を拝借。
重曹と水とまゆを入れ、薪ストーブの上で半日煮ました。
ヤママユガのまゆは、羽化の穴の周りから溶けるように形が無くなって綿になり、端のほうは皮のように残りました。
破れないように水の中でそっと引っ張ってみると薄くはがれて、よく見ると細い細い糸がくっ付き合って出来ていることが分かります。
まゆによっては、慎重に引っ張ってもすぐにボロボロに破れてしまうものもありました。
反対に、ウスタビガのまゆは、ほとんど綿にならず、皮のところもとても固くて、糸で出来ているとは思えないほどでした。(写真の右側です。美しい緑色は煮ると消えてしまいました。)

家に帰ってゴミや汚れを洗い流して(これがとても大変でした)、もう一度重曹を入れて煮ると、ヤママユガの薄い皮もだんだんほぐれて、洗って乾かして、真綿ができました。
これを両手の平で包むように持ってみると…ほんわりあったかい!!
使い捨てカイロには及ぶべくもありませんが、寒い時にはカイロになるかも?
花冷えに備えてリュックに忍ばせておこうと思います。
のりこ
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